ここに掲載している情報がすべてではありません。参考としてご覧下さい。

  

  1.火傷
10分以上冷水で冷やすのが基本ですが、水を嫌がる犬や心臓の弱い犬、老犬の場合は無理をせず、獣医師に相談します。また、火傷でショック状態になっている場合は早急に病院へ連れて行ってあげましょう。。
 
  2.骨折

外見では単純骨折か複雑骨折か見分けがつきません。あとの生活や生死まで影響の出る場合があるので早急に病院へ連れて行きましょう。
 

  3.ケガで出血
ガーゼなどで血が止まるまで圧迫します。それでも血が止まらない場合、包帯などで心臓に近い方から巻き上げてあげます。血が止まったらほどいてあげましょう。
飼い主が止血できないほどのケガの場合や、口・目・耳など体の穴から出血している場合(内臓破裂の恐れがある)は強く抱きしめたりせず、早急に病院へ連れて行ってあげましょう。
 
  4.痙攣(けいれん)

心臓・肝臓・脳の病気が考えられます。
痙攣で舌を噛みそうだからといって手やタオルなどを口に入れようとすると、噛まれる恐れがあり危険です。毛布などで全身をくるんで早急に病院へ連れて行ってあげましょう。
 

  5.熱射病
子犬や老犬など体温調節が劣っている場合や呼吸器系に問題がある犬や肥満の犬などは体内に熱がこもりやすく熱射病になる危険性があります。症状としては、何の前触れもなく元気がなくなります。食欲が落ちたり、水を飲んでも吐く、足の先まで熱い、呼吸も速いなどです。
症状が軽い場合、水などで頭部や胸部を冷やしてあげましょう。嘔吐が伴ったりする場合は、早急に病院へ連れて行ってあげましょう。
 
  6.下痢
原因としては、食べ過ぎ・腐敗した物の摂取などが多いです。軽い症状なら半日から1日食事を抜いて様子をみます。食べたがるならサツマイモや里芋などを茹で、つぶして少量与えます。ひどい下痢、元気がなくグッタリしていたり、血が混ざっていたり、せきや鼻汁、熱、嘔吐を伴う場合は、早急に病院へ連れて行ってあげましょう。
 
  7.嘔吐
原因としては、食べ過ぎ・腐敗した物の摂取などが多いですが、何らかの中毒・肝臓・脾臓などの病気が原因の場合もあります。
嘔吐物に血が混じっていたり、黄色い胆汁液を吐いたり、吐いたあとグッタリしていて元気がない場合は早急に病院へ連れて行ってあげましょう。
 
  8.咳込む・呼吸困難

運動をしたり、夜中になると咳込む場合や、運動をいやがったり、失神して2分ほどで意識が戻る場合は心臓病の疑いがあります。
暑いときや運動をしたあと、又は異物が気管に詰まったとき以外で苦しそうな呼吸(呼吸困難)をしている場合は、心臓の他に、気管支・肺・咽喉などの病気が疑われます。他にも熱射病・日射病・頭部の外傷・肋骨が骨折した場合なども呼吸困難がおこるケースがあります。
いずれの場合も早めに病院へ連れて行ってあげましょう。
 

  9.たくさん水を飲む・尿をする
糖尿病の疑いがあります。また、よく食べるのに痩せていく症状も糖尿病の疑いがあります。早めに病院へ連れて行きましょう。
 
  10.かゆがる
ノミやダニなどの寄生虫感染のほかに、細菌感染、カビによる感染、アレルギーなどの原因があります。かゆみが何日も続くようなら病院へ連れて行き、犬のかゆがり方、例えば、「爪で引っかく」・「口で吸う・歯で噛む」・「なめる」などを獣医師に報告しましょう。
 
  11.毛が抜ける
かゆみに伴い体の左右対称が脱毛する場合、甲状腺機能低下症が疑われます。これは高齢の犬に多く、毛のツヤもなくなってきます。
腹部と背中の毛が左右対称に脱毛する場合、副腎皮質機能亢進症やセルトリー性細菌腫が疑われます。
 
  12.目をつむっている
長い時間目をつむっているときは、目の痛みを訴えていることが考えられます。
角膜に異常があったり、角膜が破れて内容物が出てしまっている場合もあります。外から見えないところに異物が入っている可能性もあるので、早めに病院へ連れて行ってあげましょう。
他にも、目が赤くなったときは急性緑内障、急性結膜炎などの疑いがあり、手遅れになると失明することがあります。また、目に外傷を負ったとき、見た目にはわからなくても角膜などが傷ついていることもあるので、外傷を負ったときも病院で診てもらいましょう。
 
  その他1.こんなときは病院へ
息をするときに変な音がして苦しそう 排泄物に血が混ざっている トイレに行ったり排泄する姿勢をするのに排泄物が出ない 体のバランスがとれない、変な歩き方をしている 痙攣したままグッタリしている 急にかみついたり吠えたりする 落ち着きがなく異常に興奮している 触られるのを嫌がったり、暗い所や部屋の隅へ行きたがる 殺虫剤などの毒物を食べた 下痢や嘔吐を繰り返す 変な臭いがする 多飲多尿 難産(特に小型犬)、陣痛はあるのに1時間以上子犬が出てこない 犬の体にしこりや硬いものがある 体の一部が腫れている 食物が飲み込めなかったり、よだれが多い 目ヤニや涙が異常に多かったり、目が赤い 鼻が乾いている 口臭がキツイ、歯が汚れている 耳翼が腫れている、耳だれが出る 尾を振らない、垂れ下がったまま 食欲はあるのに痩せてきた 2〜3日以上食欲がない
 
その他2.犬の年齢
犬の平均寿命は約12〜15年です。犬の年齢を人間の年齢にたとえてみましょう。
(犬の大きさ・種類によって若干異なります。目安としてご覧下さい。)
犬 
1ヶ月
2ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
9ヶ月
1年
1年半
2年
3年
4年
5年
6年
7年
人間 
1歳
3歳
5歳
9歳
13歳
17歳
20歳
23歳
28歳
32歳
36歳
40歳
44歳
  
犬 
8年
9年
10年
11年
12年
13年
14年
15年
16年
17年
18年
19年
20年
人間
48歳
52歳
56歳
60歳
64歳
68歳
72歳
76歳
80歳
84歳
88歳
92歳
96歳
       

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