令和2年  師走     
子年から丑年へ
           花井山 大洞院 三十一世住職 櫻井大文

 本年も残すところ僅かになりました。
 今年は新年から百日を過ぎた頃、新型コロナウイルス感染症の影響で緊急事態宣言が出され、解除された今も感染に恐怖しながらの生活を余儀なくされています。ある程度緩和されてから、お寺の法要も回復してきました。「先祖供養をやりたいのですが、本堂を使えますか?」「外出は感染症が怖いので、自宅に来ての回忌法要をお願いできますか?」などのご要望があり、全てに対応できるように寺務を行ってきました。大洞院にご縁をいただき、お付き合いが続く限り、供養の輪を繋いでいきます。
 本年は特に、地域の皆様が安心して訪れられる大洞院の維持運営に尽力しました。11月5日には、花野井小学校2年生が生活科「町たんけん」でお寺に来ました。子供達はキラキラ輝く綺麗な瞳で本堂の中をキョロキョロしながら、「お寺のイチョウの大きさは?」「お寺の歴史は?」「お宝はありますか?」と、様々な質問をしてきました。住職として、とても楽しい時間でした。
 11月15日には大洞院の七五三法要に11名の子供たちが参列し、健康祈願、学業成就等の祈祷をしました。来年も開催しますので、「大洞院で七五三の法要をしていますよ」と周りにお話しください。大洞院を知る機会を広げていただきたく、宜しくお願いします。
 「地域に貢献するお寺とは何なのか」を考えながら、更に活動していきたいと思います。皆様のお力添えをいただき、大洞院を発展させたていきたいと思います。